最近陸上競技のニュースなど全く入ってこないのだが、ヤフートピックスで陸上女子3000mで日本記録が出たと知った。
田中希実が18年ぶり日本新 女子3000m、福士加代子の記録を更新
福士加代子選手が2002年に記録した8分44秒を3秒更新する8分41秒だ。
私は田中希実選手を知らなかったのだが、まだ20歳とのことでこれからかなり期待できそう。
実際のレースの動画を見たが、ラスト1000mからの極端なスピードアップが凄かった。
一気に一周のラップが61秒台に上がった。これではもう誰も対応できないレベルだ。
最初の1000mが2分53秒、次の2000mが3分だったから、最後の1000mは2分51秒で走らなければ記録更新はならない状況だったが、何のことはない2分48秒で独走してしまった。
彼女は800mの兵庫県記録も出していて2分4秒台だ。
日本人女子選手にとって3000m走で9分の壁を突破するのはまだ難しいことで、8分台の選手はまだ10人程度にとどまっているのではないかと思う。
だから、いかに福士選手の記録が凄かったか分かるのだが、その記録を破る選手が出てきたのだからこの田中選手の潜在能力はかなり高いのだろう。
今後5000mでも福士選手の日本記録14分53秒突破を目指してほしいと思う。
田中選手の場合は得意とする種目は中距離のようで、1500mを中心としているようだ。その1500m走でも小林選手の持つ4分7秒の記録に1秒以内と迫っているから、いずれ近いうちに日本記録を達成するだろう。
このままスピード持久力を磨けば、800mの日本記録更新も可能だと思う。
彼女の走りと潜在的な能力からは800m、1500m、3000m、5000mの4つの種目で日本記録達成が可能ではないかと思う。
800mに関しては日本人最初の1分台の選手になれるのではないだろうか。