最強の日本人長距離ランナー

最強の日本人長距離ランナーは誰か?

私は 中山竹通 だと思う。

1992年のバルセロナ五輪を最後に一線を引いた選手だが、振り返ってみるとやはり彼が最強だと思える点がいくつかある。

逆に言うともう、30年近く彼を上回る選手が生まれていないともいえる。

私がなぜ中山が最強かと考えるかと言うと、彼の10000mとタイムとマラソンの実績だ。

私が中山選手の印象が最も残っているのはバルセロナ五輪あたりだが、もはや引退間近の時期で全盛期の力は衰えたころだったのだ。だから、当時はとりわけすごい選手だと言う印象はなかった。

しかし、長年10000mの日本記録が中山竹通だったことはずっと気になっていた。

彼が27分35秒と言う10000mの日本記録を樹立したのは1987年だ。そして、その記録が破られるのは2001年高岡寿成によってだ。しかし、記録は同じく27分35秒。コンマ何秒更新されたに過ぎない。ようやく最近2015年に27分29秒と言う日本記録が達成されてやっと更新された感がある。つまりほぼこの27分35秒と言う記録は30年近く変わらなかった記録だと言ってもいい。この間あまたの強いランナーが目標にしていた記録だったのだ。これだけでも中山選手の強さが分かる。ただ、さらに付け加えると中山選手が27分35秒を出したときに、彼はマラソンを中心にしていた選手だった。つまり、トラック競技である1万メートルに照準を合わせた練習をしていたわけではなかっただろう。そう考えると、彼が本気で1万メートルに照準を合わせたら27分前半の記録を出していたかもしれない。

もう一つの理由は彼のマラソンだ。彼のマラソンの最高タイムは2時間8分15秒だから、今となっては記録そのものはすごい部類には入らない。しかし、彼のすごさはマラソンに対するスタイルだ。”1位以外はビリも同じだ”と言い切って国際大会に臨む彼の姿勢は凄まじい覚悟があったと思う。

特にすさまじかったのは1987年の福岡国際マラソンだ。彼は最初の5kmを14分35秒、次の5kmを14分30秒と言うハイペースで通過。20kmは58分37秒、中間点は1時間1分55秒だ。このままいけば2時間3分台でゴールというレースをしていた。まさに現代アフリカ勢に席巻されている世界レベルのペースそのものだ。雪混じりの雨と言う最悪なコンディションだったために、35km以降はペースが落ちて2時間08分18秒と言う結果だったが、2位以下に2分以上の大差をつけての独走優勝だった。気象条件が良ければどんな記録が出ていたのだろうか、この走り本当にてみたかったと思う。

まさに、1万メートルの走力をマラソンに遺憾なく発揮していたのが中山選手だったと思う。30年経った今、中山選手のような走りができる人がいるだろうか?

今国際大会で日本人がやっていることは、とにかく我慢して付いていくこと。そして、最後はできるだけ離されないように粘ること。運が良ければ….  と言うパターン。もし、ペースが想定より早ければ中間点を前にして脱落していく。これが現状だ。

中山選手のような1万メートルの持ちタイムを持ったマラソン選手でない限り、今のアフリカ勢のペースと闘うことは無理だろう。

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