静岡東京往復サイクリング その3

確か8時過ぎに目覚ましをセットしておいたはずだが、6時半ころに中国語の話し声で目が覚めた。

またかとは思ったが、しっかりと眠れたはずなのでどれほど気にはならなかった。どこへ行っても気を使うことができない人たちだなあとは思ったが・・とにかくできるだけ休息したかったので8時半ころまでそのまま横になっていた。

9時に朝食をとるためにロビーに行き早速いただいた。お皿を取って用意されている食材を取って食べるのだ。おにぎりが2種類、サンドイッチも2種類。フルーツはキウイとオレンジとグレープフルーツのカット、ゆで卵、ダノンヨーグルト、食パンが焼けるようになっていた。飲み物はミルクが用意されていてシリアルもあった。私はシリアルと食パン以外は食べたが、十分だった。80円で飲み物も追加していたのでカフェオレをいただくこともできた。特に美味しいと言うわけではないが栄養を取るには必要十分だ。

価格面、クリンリネス面、大浴場、朝食など、とても満足できる宿泊だった。次回もまた利用したいと思えた。

さて、帰路は急ぐ必要はないが、往路とは違って、明るいうちにできるだけ走りたいと言うことだった。10時過ぎに宿を出て、横浜でそばを食べて帰るという目的が一つあった。

まあ一番需要なことは無事に帰宅することだが・・エネルゲンの粉末を一袋持ってきていたので水で溶かしてボトル2本を満たして出発だ。

勘に頼って進むしかなかったので来た道に沿う形で走り出し、”日本橋”まで来た。

おそらく、ここから方向を間違えて南に進んでしまったようで築地市場まで行ってしまった。ただ、帰ってから確認してみると大きく見るとこのルートもそれほど大きなロスでもないように思えた。

一号線より南のルートを通ったことでやがて国道15号を走って多摩川を渡ることとなった。途中で警官などに道を聞いたりなどしてそれなりにロスはあったが比較的安全な道だった。時間は大幅に経過したが、迷いつつも横浜駅に到着。バイクウェアのままでこの際いいだろうと思う、横浜駅西口か数百メートルあるたいた天理ビルの地下にある味奈登庵と言う蕎麦屋に到着。お目当ての”富士山もり”そばを注文した。

情報によるとそばの量は約1㎏だと言う。そして、価格が500円なのがありがたい。

確かに富士山型の普通じゃないボリュームだ。

頂上付近の減り具合は早いが下に行くにつれてボリュームが増してくる。自家製の手打ち蕎麦だけあってそれなりに美味しい。ただあまりに単調な味なので途中で、そば湯を足したり、わさびを追加して味を変えつつ完食した。

昨日のカレーを思えば随分と食べやすいものだった。蕎麦だけの和食とこってりとした洋食の違いだろう。また来る機会があったら食べに期待と思う。

そばを食べるためにかなり時間を使ってしまい、食べ終わるころは14時近かったように思う。バイクシューズに履き替えて再出発。

ここからは1号線に移り箱根を下る辺りまでは往路を逆走することになる。小田原までは平坦路をひた走る。しかし、股ずれと肩の疲労が増してくるのはなかなかきつかった。脚の方はいたって元気だ。

そう言えば川崎辺りで、生麦と言う地名があり、あの生麦事件の舞台であることを後で確認できた。自転車で走ると普段目に付かないものに気づくものだ。今放送している大河ドラマ西郷どんでももうすぐ生麦事件が放送されることだろうと思う。(私は見ていないが)

それから、小田原には”原宿”がある。1号線の交差点名がそうなっているのである。往路で最初に見た時に、東京が近く感じたものだったが、東京まではまだまだの地点だ。たまたま、往路でも信号待ちで止まったために、再度”原宿”が目に留まった。

さて、小田原のコンビニでサントリー天然水2リットルを補給したが、これが間違いだった。往路と同様に、900ml飲み干して、残りは2つのボトルを満タンにしたわけだが、今から箱根の上りになるのだ。上り手前で2キログラム増やしてどうすると言うわけだ。しかもたっぷり飲んだので上り区間で水分はあまり必要ない。

往路の下りは快適だったが、今度は延々と上らねばならない。股ずれも痛いし、上り勾配になるとナップサックの重みが肩にさらに堪える。

ロマンスカーが止まるのかな?道沿いの駅には人だかりができているほどににぎわっていた。もう夕方で今から帰路につく観光客だろう。

日没までに沼津まで行きたかったが、もはや完全に無理だ。

ところどころ箱根駅伝のテレビ中継で見た景色を走りながら、映像と実際の違いを感じながら走った。とは言え、箱根のランナーよりはるかに遅いペースで上っている自分が情けなかった。途中に13%くらいはあろうかと言う急な勾配もありきつかったがひたすら進んでいく。途中で自転車を押しながら歩いている人を追い抜き、また私より早く進む人に一人追い抜かれた。日没になろうとする時刻に箱根越えをしようとする人は稀だろうが、走ろうとする気持ちは、実際に自転車に乗る人にしかわからないだろう。私を追い抜いて行ったサイクリストもやはりバッグは自転車後部に付けていた。ナップサックを背負うのはやはり無理があるだろうと改めて思った。

何とか最高点を過ぎて芦ノ湖へ下る。この辺りでかなり暗くなってきた。先ほど追い抜いたサイクリストは芦ノ湖のコンビニで休憩しているように見えたが、私はそのまま進み2,3km上った先の箱根峠の道の駅で休憩することにした。

道の駅に着いてトイレ休憩をした後シャツを一枚着て下りに備える。さらに、シューズカバーも履いてかかとのライトを使い後方のライトを最大限にした。

峠の下りはまた相当なスピードが出た車と同じスピードでしばらく下ったが、途中の信号で停車した後は速度を落として安全走行だ。とにかく暗くて路面状況がつかめず無理はできない。

だいぶ下りきったところで、往路とは違いそのまま1号線で沼津まで下った。沼津のコンビニで休憩して店員に念のため富士市方面の方向を確認して再出発した。15分ほど休憩しておむすび2個を食べて再スタート。

ここからは往路とは違うコースを取ることにした。とてもじゃないが往路のような自動車専用道路に巻き込まれたくはないのだ。

3年ほど前に一度だけ走ったことがある、海岸線の松並木の道を通って富士市を目指す。おそらくこの道は旧東海道で、とにかく快適だ。左側は松並木で、飛び出しなどは全く気にすることなくしばらくは信号も少ない。

この道は富士市に入ると国道1号線にぶつかるのだが、今回はさらに直進して富士川を渡り切ってから南下するルートを取った。

これが大正解だった。距離は長くなるが快適だった。交通量は格段に少なく、快調に進めた。富士市を過ぎてからは初めての道だったが、富士川を渡って左折するとJR東海道線沿いの道になる。走っているときは東海道線だとは思わなかったが、帰宅してから確認すると富士川駅の近くを通っていた。そのまま、由比まで快適に飛ばして、由比からは往路と同じ自動車専用道になったので、ここからは歩道をゆっくり進むことにした。自動車専用道を陸橋で渡る必要があったので一旦自転車を降りて階段を歩く必要があった。興津に入ってからは、これまた初めての道に勝手に入り込んだが、興津ふ頭付近の海沿いのルートを進み清水市入りして、清水庁舎横に出る所を右折して草薙、静岡へ抜ける道に入った。ここは、1ヶ月ほど前位にも走っていたので土地勘があった。

いよいよ静岡市入りし帰ってきた感じが強くなってきた。ゴールまではあと30kmちょっとだ。それにしても股ずれと肩が痛くて、信号待ちごとにリュックサックを下ろす始末だ。

静岡駅の南あたりに位置するコンビニで缶コーヒーと大福を食べて最後の休憩。甘いものがほしかったのだ。

残りはルートに迷う心配など全くなく、車に気を付けて無事にたどり着くだけだ。宇津ノ谷峠を越えて、藤枝入りして国1を進むだけだ。

ゴールが近くなるにつれ、自宅まであと少しのところで車にひかれて亡くなったという人の古いニュースが頭をよぎり、テールライトを強化した。フロント用の補助ライトをシートポストに装着したのだ。今回の遠征のために購入したフロントライトはしっかりと役割を果たしてくれた。

後顧の憂いを払いのけて走り出したが、脚のパワーにはまだまだ余裕があったのであっけなくゴール地点である島田まで到着した。

時刻は午前1時を少し過ぎたくらいだったと思う。車に自転車を積み込み、着替えてファミレスで食事をした。

確かに疲れたは疲れたが力尽きることなく十分に走り切ったことが満足だった。出発してから48時間半くらいの旅だった。

また東京に行く機会があればぜひまた走りたいと思う。

スタートしてからゴールするまでにかかった経費は宿泊費や食糧費など全て込みで6000円を少し切るくらいだった。

スタート、ゴール地点でのファミレスでの食事代と事前に買い置きしてナップに入れておいた補給食を考えるとプラス1800円くらいだ。

新幹線と電車を使えば片道分、約2時間で消費してしまうコストに相当するだろう。



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