静岡東京往復サイクリング その2

大使館で用を済ませた後の昼食予定は予め決めておいた。リトルショップと言う名のカレー屋だ。ボリュームがかなりあり低価格、そのうえ、トッピングが充実しているからだ。もちろん行ったことはない。ネット上の情報による。

渋谷のやや閑散とした場所にあるとのことなので、スマホでルートを見ると8キロ程度あるようだ。もうここからはスラックスにワイシャツに普通のシューズで行くことにした。

昼食にわざわざ8キロは長いが行くしかない。カジュアル姿でロードバイクに乗ろうが東京では目立つわけではないのだが、私がいけないのは全く知らない場所なので、ロードバイクが避けるべき場所にも迷い込んでしまうことだ。

渋谷の人ごみの中に入り込んでしまいロードバイクを押して歩く姿などははっきり言って浮いていたのではないかと思う。しかし、知らない人だらけの中では気恥ずかしさも薄れるもので大したことはない。知っている地元でバイク姿のままスーパーに入る方がよほど恥ずかしいものだ。コンビニなら平気なんだが・・・このあたりの心境はロードバイクを乗っている人には良く分かると思う・・・

とにかく分かりにくい場所で、私のスマホのルート案内のお粗末さも影響して無駄に歩きながらなんとか見つけた。小さな店で、店前の歩道には4人ほどが並んで入店待ちしているようだった。入店待ちですかと尋ねるのも野暮だったのでバイクを離れたところに停めてそのまま並んだ。しばらくすると私の後にも3人ほど並び人気があるんだなあと感じた。30分程度は待ったと思う。とにかく、誰かが食べ終わるのを待つしかないのだ。

席に着くとあらかじめ決めいた”スペシャル”というのを頼んだ。トッピングが全部乗せてあるカレーだ。ご飯は2合以上あると思う。その上に大量のトッピングとカレーだ。

左が私が使用しているゴーグル

長距離走行の消耗には十分な栄養補給になりそうだったが、問題は内臓も消耗したいたことだったようだ。疲れた内臓では処理するのに無理があるボリュームとこってり感だ。確かに美味しいはずだがいつもよりも食が進まず、その上しっかりと咀嚼して取り込まなくてはならず。美味しいから食べると言うか、しっかり食べねばというプレッシャーになってしまったのがなかなか疲れるものだった。しかも、開け放たれたドアの外には入店待ちしている人が並んでいるのだ・・

まあ、あまり気にはしないが食べ残したくもなかったので頑張って食べた。私とほぼ同じに入った人は大量にご飯を残しながらも丁寧にごちそうさまと言って出て行ったが、それはマナー違反だ。私より後に入った客も食べ終えて出ていく・・・食べるのが遅い私のせいでなかなか客が入れないじゃないか・・という店員の無言のプレッシャーも感じながら黙々と食べた。休む暇なく咀嚼して何とか完食。美味しかった大満足だと言いたいところだが、徹夜で二百数十キロ走ってきた私には食べること自体がハードだった・・・普段のお腹を空かせているときならきっと大満足だと思う。

ちなみに売り切れ次第営業終了とのことで、私が食べ終わるころにそろそろお客さんストップがかかるころだった様子だ。

とにかく、このメニューが800円はとても良い。米肉野菜全て国産を使用していて、産地の表示までしてあった。もちろんメニューは他にもある。700円が基本的な価格じゃないかと思う。

写真からも分かるが、覚えている範囲で、トッピングとして、ひじき、ホウレンソウ、玉子焼きと目玉焼き、厚揚げ、鶏肉の唐揚げ、チキンフライ、キャベツ炒め、ピーマン丸ごと一個、なす、スライスチーズとその上にプチトマト、そんなところだと思う。

徹底したお得感や品質をアピールできればこんな小さな店でも人口が多い東京なら歩いてくるお客さんだけで十分に商売として成り立つことが良く分かる。

さて、食べ終わったらあとは宿泊地を目指す。スマフォで見ると何と16キロ以上もある。分かっていたことだが行くしかない。日暮里のゲストハウスだ。2600円という良心的な価格だが、何よりもそれでいて大浴場が利用できるからだ。疲れた体には最高の環境だと思えたのだ。

バッテリーの持ちが悪いので利用するとき以外は電源をオフにしていたスマホも残りバッテリー量がわずかで無事たどり着くことができるか微妙だったので、最小限の利用で目指して進んだ。

ところどころの上り坂が足に堪えたが急ぐ必要はなく淡々と走る。ベビーカー付き電動自転車に乗る女性をたびたび見かけたが、私より上り坂が速かった・・・

走っているうちに東京の自転車事情にもだんだん慣れてきた。はっきり言えば地方とちがって自動車より自転車の方が堂々と走っていると言った感じだ。都内の主だった道路は片側3車線位が多いと思うが、一番左側の車線には自転車通行を示す表示がしてある、その上、左側のその部分には停車している車が多いので、実質一番左側のレーンは自転車が最優先で走っていると言った感覚を持った。

特にそれを実践しているのがバイク便のライダーたちかもしれない。交差点への進入の仕方などは交通ルール違反なところもあるが、彼らとて最も安全な方法で最短で移動したいはずだ。そのための走り方をしているように見えた。

結局車に巻き込まれるような事故を無くすには自動車より自転車の地位を高めるしかないようにも感じた。地方では自転車より優先的にスピードを出して走れるのが自動車だと言う位置づけが、ともすれば自転車を巻き込む事故につながっているように思う。この点が都内と決定的に違うと思う。明らかに、都内の車はスピード出して走ることなど諦めて、どちらかと言えば我が物顔に走る自転車に注意しながら走っているようだ。

最初のうちはびくびく走っていた私が慣れると走りやすいものだと思った。

バッテリー残量2%で目的地到着。ぎりぎりセーフだった。ゲストハウスわさび日暮里に到着だ。

15時半過ぎに着だったと思う。残念ながら大浴場は18時から利用可能だと言うのでそれまでは寝ることにした。自転車を置く場所を確保してくれたので、貴重品類を整理してロッカーに保管して16時過ぎには横になった。自分の充電と同様、帰路に必要なバッテリー類も充電開始だ。

ちなみにプラス300円で朝食が利用できてプラス80円で飲み物が付くと言うのでそれもチェックイン時に追加した。

熟睡していた時間は短かったと思うが20時近くに中国語のしゃべり声で完全に目が覚めた。この部屋に10人以のベッドがあるから宿泊者が帰ってきたのだろう。

20時過ぎに大浴場に行き疲れをいやした。40度くらいのお湯加減で私にとっては丁度良く最高の環境だった。10人は余裕で入れる湯船出し、隣には使用されていない浴槽もあった。浴室には私以外に一人しかおらずやがて自分一人になった。もしかしたら、日本人以外は文化の違いからかあまり使いたがらないのだろうか・・・ジャグジーも2カ所あり腰や足の筋肉をほぐした。

その後夕食を摂るために外に出たが、すぐ近くにすき家や弁当屋、イオンスーパーがあったので便利だった。

入り口の下駄箱に見える靴の数から50人程度が宿泊しているようだが、私が実際に見た人の数は15人くらいだと思う。英語が母語の白人が2人とスペイン語を話す人が3人程度と、あまり姿は見なかったのだが5人程度の中国人、それから3人程度のフィリピン人が話し声から私のいる部屋にいたようだ。もちろんロビーでは日本人も2,3人見た。スタッフの話によると常連さんと呼ばれるほどの日本人利用客もいるようで、外国人なら旅行の宿泊、に本人ならビジネス時の宿泊もあることだろう。

とにかく今回の私の場合は、低価格で十分に休息が取れる環境が一番だ。23時に消灯になるようで、23時30分頃には寝ることとした。周囲で聞こえた中国人の声も12時頃には寝たようで静かになった。

その3へ続く

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