粟ヶ岳

今日は夕方5時くらいに家を出て粟ヶ岳に向かった。もう暗いのでライトをつけて走ったが、前回真っ暗な粟ヶ岳を前に登坂をあきらめた経験が全く生かされていない時間だとは承知しつつ走った・・・まだ空は幾分明るいだろう・・などと一縷の期待を残しながら。

冬らしい天候になってきたようで強い西風が吹いている。追い風の中国道を東へ進む。この時間は車も多いからテールライトと共にシューズカバーのライトを点灯して走る。シューズカバーのライトは本当に視認性が高いようで購入してよかったと思っている。

さて、粟ヶ岳が近づくにつれ暗くなってきてくる。谷間の道に街燈の灯りがちらほらする程度だ。寒いし粟ヶ岳までの道も十分な上りで堪えるし、目の前に立ちはだかる粟ヶ岳は巨大な闇のように見えて、前回同様やめようよモードになってきた。ただ、星が出ている空にはまだ幾分明るさが残っているようで、それがかろうじてやめようモードを引き留めている感じだ。

登り口まで来て5時半。真っ暗だ。3分ほど迷ったが意を決して上ることにした。2度も引き返したら阿賀が岳の神様に失礼だろう。ジャケットを脱いで腰に巻き付けてシューズカバーのライトは消していざスタート。

本当に久々だ。初日の出を見に行って以来だ。42x25の一番軽いギヤにセットして進む。練習している分登れるはずだと言う期待を込めながらゆっくりと進んだ。相変わらずきつい勾配だが一定のペースで進むことができている。さすがにコーナーのきついところはダンシングをしてみた。それなりに練習をしてきたせいか、ダンシングをしてもそれほどダメージはない。さすがに、勾配がきつく距離もあるので心拍数も上がってきているようだ。勾配が緩やかになったところで少し回復させるように意識して進んだ。中間点辺りまで来たがきつさは変わらない。さらに進んだ緩やかな区間で、前方から車が3台下ってきた。こんな時間に下りてくるとは意外だったが、その車に追われるかのように子だヌキがちょろちょろと逃げまどいながらガードレール下に逃げていった。車のライトに照らされた姿は丸々と太っていて、でも顔はスリムでかわいかった。

ここからはまた勾配がきつくなるが、無意識にダンシングをした。ダンシングなど普段ほとんどすることはないのだが、勾配も急だしシッティングでもあまり踏めそうにないのか意外と長い時間ダンシングをした。呼吸もそれなりに荒くなってきているが、きついと言うわけではなく心地よい運動強度だ。しかし、スピードは極めて遅い。久しぶりにこういう感覚の呼吸を体験した感じだ。全く練習していないときには、何とか前に進むためにダンシングでもがくしかないのだが、今日のダンシングはスピードこそ同じように遅いが、いつまででも続けていいられそうな感覚だった。ゴール前1.5kmくらいはかなりダンシングが多くなってしまったが仕方ない10カ月と19日ぶりの山頂だ。



初めて粟ヶ岳に来たのはもう25年も前だろう。もうここ何年も練習のためにここへ来たことはないはずだ。そういう意味では今日ここへ来れたことは感慨深い。相変わらず山頂も街灯がある程度で暗い。昔はあった自動販売機も今はない。そんなさみしさなので感慨深さに浸るのもそそくさとジャケットを着てすぐに下山だ。ライトをつけても路面が見にくいからゆっくりと下る。最近は長い下りを走ることもなかったので握力がマヒするほどに指が疲れてくる。

下山途中で眼下に見える家々の灯りと遠くの街の明かりが本当にきれいだった。止まって眺めようと思ったほどだが、寒いのでそのまま下った。さて気温はおそらく7,8度くらいだろうとは思うが、この新しシューズカバーはそれほど防寒効果はないようで足が冷たく感じた。これでは1月の寒さには、厚手の靴下でしのぐしかなさそうだ。

下山してからもしばらくはイノシシに警戒して走り、今度は向かい風の平坦を走って帰る。体は冷えていたが、先ほど粟ヶ岳の上り坂で心拍数を上げた影響か向かい風の中踏んでいってもきつさがない。やっぱりある程度高めの心拍数領域を使ってみることはぜったに必要だと思えた。それにはやはり長めの上り坂をと入れるしかないだろう。とりあえず今日の練習には満足だ。

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