パナソニッククロモリフレームの勧め

最近のフレームはカーボンが主流で見た目がどのフレームも太い。それにホイールまでカーボンが普通に浸透していてディープリムが多い。そして、ほとんどのフレームはトップチューブが後方に向かって下がっているスローピング型だ。

そもそも、クロモリバイクなど乗ったことがない、または存在すら知らない人ばかりだろう。もしかしたらトップチューブが水平ないわゆるホリゾンタルと言われるフレームがあることすら知らない人もいるかもしれない。そもそも、水平なトップチューブが当たり前だったのでホリゾンタルなどという言葉すら90年代にはなかった。

そんな時代にあって、パナソニッククロモリフレームバイクに私は乗っている。ホイールも20年前のマビックコスモスを使っているので太い形状が当たり前の今ではかなりスリムに見えることだろう。

普段からカーボンの太い形状に見慣れている人がこのパナソニッククロモリフレームを見たら、シートステーやフォークのあまりの細さに、そんなに細くて大丈夫なのかと思ってしまうに違いない。

2000年代に入って、私も一度だけカーボンフレームに乗ったことがある。アームストロングがツールで連勝しているさ中で、そのことに影響されてしまったのだ。トレックカーボンフレームはプロ仕様と市販品が全く同じものであると言ことにつられてしまったのだ。

当時のトレックはまだホリゾンタル形状ではあったが、軽量な分確かに上りでは絶対的に優位だろうとは思った。それから15年今ではさらに進化して、さらに軽量化が進み、特に空気抵抗を最小限に抑えるような設計が格段に進んでいると思う。

当然今ではカーボンフレームの方がパフォーマンス的には圧倒的にクロモリフレームに勝るのだろう。平地でのスピード、上りのスピード、振動吸収性など、あらゆる点でより少ないパワーで速く進むようにできている。このことは、一般のサイクリストにはとても魅力的になってきたことだと思う。

パフォーマンス的にはどこをとっても負けてしまうクロモリフレームだが、唯一美しさの点ではやっぱりシンプルで細い形状の伝統的なクロモリフレームの方が圧倒していると思う。

それに加えて、私が好きなもう一つの理由は、細くシンプルな形状のフレームだからこそ、より乗っている人が際立つように思える点だ。今では、走っている姿を見ると、マシンがより際立って見えて、昔とは少し違うサイクルスポーツに見えてしまうのだ。

単なる見た目だけでなく、テクノロジーは乗り手のパフォーマンスを向上させたので、ツールドフランスなどでは結果にも大きく影響を与えた。例えば、重いクロモリフレームの時代には、アルプスやピレネーと言った長い山岳ステージでは軽量で小柄な選手が活躍する場だった。しかし、カーボンフレームやコンポーネント、ホイールのなどの軽量化で大柄な選手でも山岳で活躍できるようになってきた。この辺りは、選手本人自体の能力がアップしたというよりもテクノロジーの進化がそうさせたと言えるだろう。

例えば、90年代前半位までのプロロード選手は年間4万kmの走行距離が普通だったが、今ではせいぜい2万5千km程度の選手が多いようだ。トレーニング距離が一昔前の60%で収まってしまうのに、平均時速は伸びている。明らかにハードワークと言うよりもあらゆる面でテクノロジーの進化によるパフォーマンスの向上が見られることを示していると思う。

私的には自分の能力によって走っている感覚が一番得られるフレームこそクロモリフレームだと言ったところだろうか。より速く走れるようになるにはハードワークしかないと言う昔ながらの伝統的なロードバイクのシンプルさを伝えていてくれる点が好きなんだと思う。

私が乗っているパナソニッククロモリフレームの良い点を下にまとめてみた。

パナソニッククロモリフレームの良い点

1.値段が安い

フレームセットの価格が13万5000円くらいだ。カーボンの上級モデルからすると格段に安い。

2.細身のデザインで見た目が美しい

極太フレームが多い中とてもスリムで見た目が美しい。また、ほとんどのフレームはスローピングが多い中、ホリゾンタルを維持している。個人的にもトップチューブが水平の方がかっこいいと思うのだ。

3.パフォーマンスに信頼性がある

1990年ころに実際にツールドフランスを走っていた。しかも区間優勝もしているフレームだ。

4.サイズやカラーが豊富

フレームサイズが460㎜~630㎜まで10mm刻みの選択ができる。

5.乗る人のパフォーマンスで走っている感がある

男は黙ってクロモリフレーム、カーボンフレームにカーボンホイール、そしてインナー34ギヤなぞ女子供が使うものだ。とは言い過ぎだが、実際それに近い感覚を私は持っている。

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