静岡-甲府サイクリング 52号を避けるルート開拓

遠征前のルート下調べ

初の甲府へ遠征してきた。今回も仕事の用事に絡めてのことだ。甲府で一泊して翌日帰ってくる日程。

本拠地掛川から甲府へ行くには伊豆の下田へ行くより近いことは先の下田遠征で知ったことだが、それでも内陸の甲府は標高が高いために往路は全体として上り基調だ。事前に調べると甲府までは160km程度だが、予定では甲州市と韮崎市さらには南アルプス市にも行くため初日の走行距離はトータルで240kmほどになることが分かった。ちなみに5月なのに甲府の最高気温は36度が予想されていているのでハードになる可能性あり。この時期はまだ暑さに慣れていないので危険なのだ。ただ、梅雨時期前とあって湿度が低いのがせめてもの救いだ。

さて、静岡から甲府に抜けるには概ね富士川沿いを走る国道52号のみと言うイメージがあるので、当初52号を通ろうとしていた。しかし、ほぼ唯一の幹線である故、昔から交通量が多く、しかも道が細い上大型車両もかなり通るのだ。

ただ今年になって静岡(清水)-富沢IC(山梨県南部町)の高速道路が開通するなど若干52号の交通量は減るのではないだろうかと言う期待もあった。だが結局のところ第二東名のICが52号沿いにあったり、富沢ICも52号の真っただ中にあるので52号の交通量が減るとは到底思えない。

ネット上のサイクリストの情報ではとにかく交通量が多く、特に大型車両の行き来がかなり激しいため、歩道を走らざるを得ないような箇所もあると言う。しかも、その歩道も狭く歩かなければならない場所もあるとのことだ。

と言うわけで極力52号を避けるルートを詮索することにした。

結果として、まず、最初から52号に入らないコースを選択することにした。すなわち、清水市興津の52号の入り口を東へ通り越して薩唾峠を越えて由比に入り北進しながら富士川沿いに入るルートだ。

結局富士川沿いのルートに入り国道52号に接近するわけだが、距離にしてせいぜい3kmほど距離が長くなる程度ではないだろうか。最初から52号に入る方が距離は短いが新東名の清水IC付近は峠越えすることとなり時間的にはさしたる違いはないだろう。何よりただけさえ交通量が多い上にIC付近の混雑を回避できる。

富士川の左岸を常に走っている国道52号には入らず、ひたすら右岸の県道を走る。身延線も常に富士川の右岸(東側)を走っており、イメージとしてはできるだけ身延線から離れずに走るルートを取る感じだ。距離はやや長くなるが安全第一。途中山岳ルートとなるところもあるようだがそこは楽しんでいきたい。

当日は最高気温36度になると予想されるほどなので、水分補給が重要になってくる。途中で2ℓの水を2本補給するとして、富士川沿いで2カ所コンビニに立ち寄る必要があるが。問題は富士川の右岸ルートにはほとんどコンビニがないことだ。富士川沿いに静岡県内最後のコンビニとなるファミリーマートがあってから、甲斐岩間にあるセブンイレブンまで40km以上の区間でないのだ。但し、デイリーヤマザキは途中の内船にある。

1日目(掛川ー韮崎―甲州ー甲府―南アルプス―甲府)推定240km

11時には韮崎入りしたいので午前3時に出る予定だったが、初めての道で、しかも52号を避けて通るルートなので道に迷うロスも加味して1時間早く出た。約4時間はライトを点灯してのライドだ。

まずは走り慣れた諏訪原城跡の峠を越えて大井川を渡りいつも通りのルートを静岡へ向けて走る。諏訪原城はこれから向かう甲斐の武田信玄の重臣であった馬場信春が築城したと言われている。武田家を守るのが諏訪大社の諏訪大明神だ。その名を取って諏訪原城と名付けたと言われている。今川義元亡き後の弱体化した駿河を分国とした信玄が西に進むための重要な防衛拠点だったに違いない。

走り出してまずは静岡市までの50kmを淡々と進んでいたが、眠気を催して怠さと闘いながら進む。しかも、出発前にたくさん水分を取ったからか30km過ぎ位で尿意をもよおしトイレ休憩することとなった。

予定通り52号入り口に出ると、一旦52号に入りすぐに右折して52号から外れいつものように薩唾峠へ進む。先日の大雨の影響からか急こう配に泥水が流れ出ていてグレーチング上で後輪を空回りさせてヒヤッとすることもあった。

由比宿に出て北進しながら富士川沿いに入るルート396号を進む。富士川を渡る橋がある交差点を渡らずに直進すると10号線に入る。10号線を進み第2東名を潜り抜けたあたりまでは来たことがあったが、ここから先は初めてのルートだ。このまま道なりに行くと橋を渡って富士川の右岸に出る。そして、ここから身延線と並行するようなルートが始まる。ネット上にあったサイクリストのコメント通り、交通量が少なくとても走りやすい。

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まず最初のハードなポイントが、静岡県と山梨県の県境だった。身延線の稲子駅の手前を左折して蛇行する道に入ると一気に急勾配となる。ここを登り切って山梨県南部町入りする。距離にすれば1km少々の上りだと思う。

この県境の峠までが最初のハードな上り坂だ。

しばらく道なりに身延線に沿って走るが、相変わらず交通量が少ない点はありがたい。ただ、向かい風が強く時折アップダウンがありハードだった。向かい風の影響もあり、身延線の駅で言うと井出駅付近のの勾配はかなり堪えた。平坦に見えるところでも、富士川沿いをさかのぼっているだけあってじわじわと上っているようだ。

次ににハードなポイントは身延駅に着く手前の上り坂だ。ここも距離的には1km程度だろうと思うが、10%超える一直線の上りがあってハードだ。身延からも富士川を渡って対岸の国道52号線にないることはできる。しかし、ここでも当然右岸の身延線沿いを行く。道なりに10号線から9号線に変わりやはり同じように身延線に沿う形で続く。

そして、次のポイントが波高島(はだかじま)だ。波高島で富士川の支流である常葉川が合流している。身延線はこの常葉川に沿って一旦富士川から遠ざかるので、常葉川にかかる橋を渡った直後に右折して常葉川沿いに進む。この先に有名な下部温泉がある。

下部温泉駅の付近を通過して進み、国道300号と言う富士五湖に抜けるルートに合流して少し走るが、身延線に沿って進む必要があるので途中の三差路を常葉川に沿って左に取りあくまで身延線に沿うルートを行く。

ここまで来てだいぶ疲れたので一旦自転車を降りた。水分補給とバックパックに入っている補給食を少し食べた。常盤川沿いを走る細い市道沿いの木陰で小休止。初めてのルートだったが、事前い調べたルートが頭に入っていたので、グーグルマップを見ることなくここまではこれた。道もも細くなりコースがあっているか不安にもなったのでここでマップをチェックしたが問題なしだ。

ここから、甲斐常葉駅を経由して今日のこのルートの最難関である一之瀬駅付から久那土へ抜ける峠越えへと進む。完全に生活道路である市道で道幅も狭い。日曜日と言うこともあり、地元の人たちが道沿いの草刈りをしていたが、私の通過に気づいて、草刈り機をそらして進むように促してくれたり、挨拶してくださる方もいた。一見して辺鄙な山間の集落だが、こういう対応から温かみを感じる。よく田舎はよそ者に対して閉鎖的だと言う印象がありがちだが、実際はそうではないと思う。私の実家も田舎だが実際に閉鎖的なところはない。都会の方がよほど閉鎖的で他人に無関心の人が多いだろう。地域の絆が残っているところだからこそ、私みたいな通りがかりの人にも分け隔てなく挨拶したり気を使ってくれるのだろうと思う。たかだか草刈だが、近所の人が集まって行う共同作業は単なる作業以上の意味があるように思う。

一段と道が狭くなりこの先に駅があることを疑いたくなる気持ちもあったが、すぐ横に線路が走っているのは事実だ。三叉路に出た時に、一之瀬駅への入り口が分かりにくかったので、グーグルマップで検索してみたが分かりにくい。道横でお茶刈りをしていた70歳前後くらいの夫婦に尋ねると、仕事の手を止めて親切に教えてくれた。すぐそこを左折すれば一之瀬駅だと言うことだったが、その先の峠越えは土砂崩れで全面通行止めだと言うのだ。

幸い人が歩く程度なら大丈夫なのではないかとのことだったのでそのまま進んだ。最初から自分のすぐ横でお茶刈りをしている夫婦がいることは分かっていたのに、その場でスマホ検索する自分が何となく嫌な人間に思えてきた。仕事の手を止めさせてすみませんと挨拶してお礼を言ったものの、相手は全くそんなこと気にも留めないおおらかさだ。確かに自分が逆の立場だったら同じように気前良く対応すると思う。にもかかわらず、スマホに頼るのはやっぱり習慣なんだろうと思う。スマホっていうのは無意識に人に接することを避けるようにさせていると思う。

復路で撮った一之瀬駅の写真。写真で見ると広々と見えるが実際はそんなことはない。駅舎横に見えるのはトイレとのこと。なんでも情報によるとトイレはとても綺麗だが、今は珍しいぼっとん便所であるとのこと。鉄道や無人駅ファンにはお勧めスポットだ。

復路で摂った一之瀬駅手前のがけ崩れ。一之瀬駅へ下る途中の光景。道の右端に自転車が通れるスペースがある。もう半年以上撤去作業が行われていないらしい。車で行けない限りい地元の人も通ることはないと言う。

一之瀬駅前の踏切を超えると本格的に上りになる。土砂崩れ箇所はすぐにあり、幸い自転車がかろうじて通れたので問題なかった。もし、ここが通れなかったら相当な迂回をしなければならなかったので本当に良かった。しかし、ここからの勾配がまたハードだった。15~20%の勾配が500m程度あっただろうか。登り切った峠には小さな神社があり周囲に家が数件あるようだった。ここから一気に下る。この下り勾配もかなり急で復路は苦しめられることとなる。一つ山を越える形で久那土駅付近でまた富士川に一旦近づく。

久那土駅を通り越して富士川に近づくと橋があり富士川を渡って52号に接続するが、当然渡らずにまたひたすら身延線沿いを進む。甲斐岩間駅、落居駅を通り過ぎて上りに入り最後の峠越えをする。この峠もそれなりの上りが続くのかと思っていたが、ここは大したことはなくあっさりと終わる。峠はトンネルになっている。このトンネルを通らず旧道を行くなら、トンネルの上を走ることになるので、それなりの急こう配になると思う。しかし、新しいトンネルは安全に通れるのでわざわざ旧道を通る必要はない。

ここを下っていよいよ甲府盆地の入り口となる鰍沢口に到着した。とりあえず鰍沢口でハードな道は終わりだ。今回はここから甲府は目指さず、まず韮崎を目指したので、富士川を渡って52号を横切り42号線を南アルプス市を経由して韮崎市へ向かった。

最初の韮崎の目的地まで15kmくらいだと分かり時間的に安心したのだが、ここで体に異変が起きた。どうにも頭が重く思考能力が低下して何とも言えない倦怠感に襲われたのだ。どうもこれは熱中症の様でこのまま走るのは危険だと分かったので、道なりの農協か何かの日陰で休息した。水分と携帯食を補給して惰性でゆっくりと進むがなかなか回復しない。さらにコンビニで水2ℓを補給してイートインで小休止してさらに進むがまだ異常な状態だ。水分をたっぷりとることで徐々に回復していったが、正常な状態になるまで1時間くらいかかったと思う。甲府盆地に入り確かに気温は上昇してきたので暑いと感じたがまだ30度を下回っているはずだった。夜の涼しい時間に走って来て、身延線の右岸は最初の頃は日陰がちで7時台の気温が19度程度で、しかも湿度が低い。どちらかと言うと快適な環境だったので水分の摂取を怠ってしまったのだと思う。正確には怠ったつもりはなかったが、必要量に全然達していなかったのだろう。さらに睡眠不足も影響したと思う。そんな体の状態で、激しく気温が上昇する甲府盆地に突入したため体へのダメージが大きかったのだろうと思う。涼しい温度帯から一気に気温が上がるのが盆地の特性なのだろう。

韮崎を出るころにはかなりの高温になっていた。駐車場のコンクリートの上はまさに焼けるような熱さだった。幸い体は回復したので特に問題なし、そのまま甲州市を目指した。距離にして32kmくらい。甲府に向けて下り基調で甲州市に向けてまた上って行くと言った具合だ。道に迷い3km程度はロスはしたが何とか甲州市にも到着したが、かなり消耗した感じた。この時点でおよそ200km走行していたと思う。甲州市は中学校の教科書に扇状地の代表的な例として地図が掲載されていた勝沼町を思い出す。塩山市などと合併して甲州市になったのだろう。扇状地の代表的な農業は果樹園だと習ったが、走っているとすぐ横に葡萄の樹があり、ブドウ狩りのころはかなりにぎわうのだろうと思えた。

その後さらに、南アルプス市に向けて30km近く走る必要があったが、やや時間があったことと、疲労感と眠気もあったので、途中に木陰が多い公園を見つけると、迷うことなくそこで休むことにした。木陰で30分ほど寝た。見上げると光に照らされた新緑が美しい。梅雨前のこの時期は木陰に入ればとても心地よいのだ。

南アルプス市に抜けるにも道に迷い2,3kmのロスがあったが何とか到着して用事を済ませた。そういえば、南アルプス市で少々道に迷っていると、かっこうの鳴き声が聞こえた。特に山間ではないのにかっこうの鳴き声が聞こえたことは意外だった。以前長野県八ヶ岳のふもとに滞在していた時にかっこうの鳴き声を初めて聞き感動したものだが、調べてみると5月になると海外から飛来し来る鳥だと言うことだ。

その後、約12kmの道のりを宿泊先がある甲府駅方向に向けて進んだ。甲府盆地にある自治体をほぼ全て走ったことになり一日で甲府盆地を制覇したかたちになった。

甲府盆地は山に囲まれた平地であると思っていたが、実際に走ってみると地元である静岡県とはまるで違うことが分かった。まず平坦なところが少ないのだ。大きな盆地と言えど、山に近いエリアは扇状地となっているため例えば甲府から甲州市や韮崎市や南アルプス市へ向かおうとすると全体的に上り基調になる。また、それらの街に向かう途中にある街も一定の勾配が常にあると言う感じなのだ。一方で釜無川と笛吹川という川が流れているが、この流れに沿うかたちで甲府から走る途中にある中央市などは一定して下り基調のように感じた。静岡県の場合海沿いの街であればどの方向に行けど基本的にに平坦でところどころに小さな上り下りがあるが、甲府盆地の場合はある自治体へ向かうにはある一定の勾配がある感じで、ある一定の長い上り勾配、と下り勾配でできた平野部と言う感じだ。

19時ごろに宿泊先であるバッカス甲府に無事到着した。シャワーを浴びた後カジュアルスタイルに着替えて食事に出た。4km離れてはいたが沖縄料理の居酒屋にロードバイクで行った。さすがに甲府盆地だけあって日中と夜の気温差は太平洋に面した静岡よりあると感じた。日中の気温に比べると涼しさを感じるほどだ。とりあえずたらふく食べて回復させる。宿には11時過ぎに戻ったがまだ喉が渇くので水を一杯もらった。居酒屋でも5杯くらいお冷をもらったがまだ水分が足りないようだ。

往路では2ℓの水を3回補給して、あと500mlのデカビタと野菜ジュースを500mlくらいだったと思う。

身延線沿いルートの難所を下記にまとめておくと下の3カ所だ

① 静岡と山梨の県境(富士宮市と南部町)の上り坂

静岡側から行くと身延線の稲子駅手前を左折して上りに入ったとたんにガツンと来る急こう配だ。山梨側からはそれほど大したことはない。

⓶ 身延駅手前の峠越え

静岡側から行くと直線的な急こう配があり、上り切って下ると身延駅になる。身延駅側からの上りは道が蛇行しているので勾配は多少ましだ。

③ 一之瀬駅付近の峠越え

勝坂と言う地名がおそらく峠の付近の集落を言うのだと思うがここを越える道の勾配がきつい。静岡側から進むと一之瀬駅を越えてからの上りだ。往路も復路もきついがどちらかと言えば甲府からの復路の方がきついと思う。このルート最難関。

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2日目(甲府ー島田ー掛川)推定165km

せっかく甲府まで来たので、朝早い時間に武田神社に行ってみようと思っていた。しかし、しっかりと睡眠をとりたかったので、結局断念。甲府駅前の信玄像を見ることもなかった。次の機会にはぜひ行ってみたい。

ところで、武田神社という名で甲府の観光地化しているが、私にとっては躑躅ヶ崎の館と言った方がピンとくる。武田信玄の館跡地だ。宿泊地から北へ4.5kmほど、甲府駅よりさらに北にある。1582年に武田家が滅んでから秀吉が全国統一する頃に甲府の中心地は今の場所になったと言う。そういえば今年は駿河、遠江の戦国大名であった今川義元の生誕500年にあたる。2歳年下が信玄なので再来年が信玄生誕500年になる。再来年には武田信玄に絡めたイベントが催されることだろうと思う。2021年はきっと甲府は賑やかになることだろう。

9時半過ぎにに甲斐国から駿河国に向け出発した。山国から遠州灘に向けて進むわけで全体的には下り基調だから楽できるとは思う。とは言えまた一之瀬駅に抜ける峠道は走らねばならない。

まずは、甲府盆地の入り口である鰍沢口を目指すわけだが、このルートは素晴らしいものだった。道なりにほぼ一直線に行けるくらいで、特に後半は釜無川と笛吹川の間を走る一本道をひた走ることができた。

鰍沢口で甲府盆地とお別れだが、昨日の夜に今日の補給食の準備できなかったので、とりあえず鰍沢口にあるセブンで水2ℓとおにぎり1個とパンを購入。まだ何も食べていなかったのでこんな程度ではとても少ないとは思いつつも進む。ここからは全て往路の逆走なので昨日のルートを思い出しながら進むだけだ。

鰍沢口から9号線の上りを走っている途中にある、”四尾連湖”入り口を示す標識。四尾連湖のオートキャンプ場に行ったことがあると言う話を知人から聞いたことがあったので、偶然これを目にしたときにハッとした。感電しそうな名前も印象的だった。

ついていなかったのが昨日に続き今日も向かい風だ。全体に下り基調なことがせめてもの救いだった。久那土に入り一之瀬駅へ向かう右折路が分かりにくく少々通り過ぎてしまったが、すぐに戻り無事右折路に入る。その後今度は左折場所を間違えて1kmほど進んでしまった。登ったところにトンネルがあり、その先が下りだったことでルート間違えに気づいてグーグルマップで確認。引き返して曲がるべき個所を見つけた。そしてこの曲がり角からガツンと急こう配が襲い掛かる。15%以上の勾配が続く。往路の上りよりも厳しいと思う。

何とか峠を通過してがけ崩れ箇所もクリアして一之瀬駅を過ぎた。下部駅を過ぎて波高島を経由して富士川と身延線沿いを走るルートに入った。

下り基調が多いが向かい風なのでそれほど楽はできない。おまけにところどころにアップダウンがるのでそれなりにきつい。身延駅過ぎの峠道通過時の道路の温度表示は33度だった。だがまだそこまで暑いとは感じなかった。その後、内船駅近くのデイリーヤマザキで休憩。デカビタとあんパンを購入。アンパンは走りながら食べていく。

この日は17時半に島田市に着く必要があったので時間が気になりだす。やや時間が押しているようだったので無駄に休憩することなく進む。静岡県に近づくにつれて少し気温が下がっていたように感じた。山間の気温の上がり方と平野部の気温の違いなのだろうと思う。

山梨県南部町から静岡入りして稲子駅付近右折して由比方向へ向かう道に入ったのが、往路とは打って変わってダンプカーが絶え間なく行き来していた。その流れは富士市街へとつながる富士川に架かる橋まで続いた。この点だけは要注意だ。要するに日曜日であれば問題ないが、仕事が操業している月曜日ともなるとダンプカーの通り道となるのだ。平日のこの区間だけはこの道は気を付ける必要がある。

疲れた体には薩唾峠はなかなかきつかった。急こう配を越えて蜜柑とビワ畑の小道から見る遠州灘がきれいだった。甲府から海まで来たのだと思える風景だ。興津のコンビニで水2ℓを補給して静岡を目指す。

清水市に入ったころで、せっかく補給したがウォーターボトルが走行中に落ちてしまい、外れた蓋を後続車両に踏まれると言うハプニングがあった。幸いボトルは使える状態で難なきを得た。

静岡駅付近に来た時に残り1時間45分程度時間があることを確認できたので時間的な心配は無くなった。安倍川を渡ったところで水が尽きることが分かったので宇津ノ谷峠前にコンビニで補給しようかと思ったがやめた。宇津ノ谷峠の手前でバイクを降りてバックパックにあるペットボトルの残りの水を飲みほして再スタート。

相変わらず向かい風だったが今になって体力も回復してきた感じでスムーズに走れるようになってきたのでコンビニによらずに突き進む。1時間程度走ったが、流石にこれ以上の水分補給無しはまずい状況になりコンビニで停車。

必ずトイレに立ち寄るわけだが、この時に先日ブログにも書いた尿の色を確認した。やっぱりあのデータは正しいのだと思えるほど尿の色が濃い黄色に変化していた。あきらかに水分不足状態に落ちているのだ。実は今回トイレによるたびに尿の色はそれなりに注意して見ていたのだが、ここまで濃い色になったことはなった。1時間の水分摂取無しで一気に脱水状態に陥ることがはっきりと分かった。そして、尿の色が指標になることも実感できた。詳細はサイクリング中の水分補給について。

この休憩から15分程度で目的地到着。仕事の用事を済ませたが、流石にエネルギー摂取量がまるで足りていなかったのでスーパーのイートインで弁当を食べてから夜残りの23kmほどを走って帰宅。確かに長い距離であったが、昨日も今日もしっかりとした水分補給やエネルギー摂取をしさえすれば後半になってもしっかりと走れるものだと思った。

復路での水分補給は宿でウォーターボトルを1.2ℓほど満たした後、途中で2ℓのミスを3本とデカビタ500mlを一本。今のところ580mlと750mlのウォーターボトルを使っているが、やはり今回改めて750mlを2本使うべきだと思った。750ml 2本であれば 2ℓの水を購入してその場で500ml飲み干して残りは空のボトルを満タンにしてペットボトルを空にできるかだ。

2日間のトータル距離は400kmを超えるくらいにはなっていると思う。

静岡から甲府へ抜けるルートは初めて通ったが、この身延線沿いに走る県道ルートはお勧めだ。自転車で走る際のハードなポイントは上に挙げた3カ所だが、国道52号を走ることに比べてそれほど大きく距離が延びるわけではなかった。危険な思いをして交通量が多い国道52号と走るよりもはるかに良いと思う。

実際今回甲府で地元の方にこのルートのことを話すと、車で静岡に行く際に交通量が少ないので重宝しているとのことだ。国道52号が知られ過ぎているので抜け道の様な位置づけらしい。

ただ、車で行く際は全てのルートを身延線沿いで行くわけではないと思う。一部52号を走りながら途中で橋を渡って身延線沿いを経由するのだろうと思う。一部身延線沿いを避けるルートとは間違いなく一之瀬駅を含む区間の久那土ー波高島区間だと思う。

静岡―甲府間をサイクリングする際にはぜひこのルートをお勧めしたい。走ってみたいが長距離に慣れていないので不安がある方には、身延線沿いのルートだけに部分的に輪行してみても良いと思う。

はっきり言って今回一泊二日で往復したのだが、一切観光はなしだった。甲府まで行ったのだから例えば温泉くらい浸かっても良いとはお思う。身延線沿線にはアクセスしやすい温泉がたくさんあるのでおススメだ。

ちなみに今回のルートはにコンビニが少ない区間ではあるが、走ってみた限りでは必要十分だった。

静岡側からコンビニ間距離を下に挙げてみる。

山梨に入る手前の富士宮芝川ののファミマー16km-内船駅近くのデイリーヤマザキー29km-久那土駅を過ぎた六郷のセブンイレブンー7.7km-甲府盆地入り口の鰍沢口のセブンイレブンだ。

内船駅近くのデイリーヤマザキがないと山岳コースを含む約45kmもの間コンビニがないルートになるのでこのデイリーは重要なポイントだと思う。

このルートに関する質問などは下記の問い合わせフォームからできます。

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