稲刈りで日本最小のねずみカヤネズミに出会った

先日実家の稲刈りを手伝った。バインダーと呼ばれる機械で稲を刈っていく作業をしていると、目の前を何やら茶色の小さな物体が横切ったのだ。刈り取った側からまだ稲が残っている側に入って行ったのだ。小鳥が足元に下りてきて急いで歩いて逃げていったのだろうと最初は思ったのだが、小鳥がわざわざ危険な方向に歩いて入っていくことに不自然さを感じていた。

バインダーは一通り毎に稲を刈り取って束ねていく機械なので、そのまま進めていくと、今度は目の前から刈り取ってある前方に向かって先ほどの小さな物体が走っていくのだ。

今度ははっきりとこれは小さなネズミだと分かったので機械を止めて逃げた方向を追ってみた。その小さなネズミがバインダーで束ねられた一束の稲の下にもぐったのを目撃したのだ。

その稲の一束を上から持ち上げてみると。その下には、隠れたつもりでじっとしている小さなネズミがいるではないか(^^)

軍手をした手でそのまま上から捕まえてみると握った手にすっぽり収まってしまう本当に小さなネズミだった。

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軍手をした手だったがネズミを持ってみると随分と体温が高いようで熱が伝わってきた。人差し指と親指の間からのぞかせる顔は本当にかわいらしかった。せっかくなので近くにいた両親に見せてあげようとして、手のひらを開いた瞬間に、パット飛び出して逃げて行ってしまった。

もう少し様子を観察したかったので残念だった。写真でも撮っておきたかったものだ。

稲を刈り取っていると直径10㎝程の鳥の巣のようなものが稲穂の上の方にいくつか見つかった。最初はこれは小鳥の巣なんだろうと思っていたが、これもすべてこのネズミの巣だと言うことが分かった。

ネットで調べてみるとこのネズミは日本最小のネズミでカヤネズミと言う名前であることが分かった。5㎝くらいの体にミミズのようなしっぽが付いている感じだった。

ちなみにバインダーを進めているとマムシが束ねられそうになりながら出てきたが、このカヤネズミを狙っていたのかもしれない。もっとも、小さなカエルはたくさんいるので捕食の対象はメインは蛙だとは思うが・・

ネット上の写真を引用させてもらったが、稲穂に上れるほどの大きさなのだ。いかに小さく軽いネズミか分かるだろう。

ネット上の情報によると稲を食い荒らすことはないとのこと、バッタなどを主に捕食しているとのことで、稲作にとってはむしろいてくれた方が良い動物なのではないかと思う。

巣は全部で10個くらいはあったのでそれなりの数が住んでいたのだろうと思う。

ちなみに家の田んぼは完全に無農薬で作っている。特にこだわりはないらしいが、そんな手間を掛けなくてもしっかりと美味しいお米が育つからではないかと思う。(草取りはしているようだが)

今回このようなかわいい生き物を見つけたことで、農薬を散布することが何かカヤネズミたちにとって悪影響を及ぼすとしたら、無農薬でやってあげないといけないなあと実感を持った。ネット上にも記載されていたがカヤネズミの巣は地面から1mほど上に作られると言う。今回見つけた巣はどれもほぼ稲の一番上の方に作られていたのだ。稲穂の間に丸い枯草でできた丸い器が点在していた。カヤネズミたちにとっては格好の生活の場だったに違いないのだ。

また来年カヤネズミに会えることを楽しみにしたい。今度は収穫時だけではなく、時々カヤネズミに出会えるか田んぼを観察してみたいと思う。

(追記)

今年も稲刈りでカヤネズミに会うことができた。ただ、今年はちょっとしたハプニングがあった。

前年同様に、田んぼの外側から中心に向かって稲を刈り取って行く際に、中央に残った稲穂の中から刈り取られた側に逃げていくカヤネズミを発見。カヤネズミはすぐに、刈り取られて束になって地面に横倒しになっている稲穂の下に潜り込んだ。

去年のカヤネズミの行動から、最初に潜り込んだ物の下でじっとしていることが分かっていたので、実際にその稲の束を上から持ち上げると、その下でじっと隠れたつもりになっているカヤネズミがいた。

そして、逃げるカヤネズミを何とか捕まえただが、スマホで写真を撮ろうと軍手を外してカヤネズミを持った際に、思いっきりカヤネズミに親指を噛まれてしまったのだ。

はっきり言ってかなりの痛みがあった。針のようなもので刺されているような感覚で、一般的な注射よりも強烈な痛みが走る。噛まれて空いた穴から出血したのだが、とりあえず何か感染症を引き起こす可能性もないとも限らないのでできる限り血を絞り出しておいた。

とにかく、カヤネズミを持つ際には絶対に軍手をすることが大切だ。まさに、”窮鼠猫を噛む”という言葉通りの出来事だった。

結局スマホで写真は撮れなかったのだが、今年もまた出会えたことは良かった。今回はカヤネズミの存在を知っていて稲刈りに臨んだので、注意深く観察していると、稲穂の中にカヤネズミの巣が複数個あることも確認できた。ただし、稲穂の中でカヤネズミを発見することは至難の業で、多分無理だろうと思う。

カヤネズミが稲穂の外に逃げ出すタイミングで見ることができるかだと思う。その点で今年もラッキーだった。

しかし、ネットで調べると鼠噛症という鼠に噛まれた際に引き起こす症状では最悪死に至ることもあるとのことなので、素手で鼠を触ることは絶対に避けた方が良さそうだ。

ただ、もし噛まれたとしても、家屋や下水道などに住む一般のネズミなどに比べると、危険性は少ないのではないかと思う。

カヤネズミに噛まれた場合のケースをネット検索してみたが何もヒットしなかった。カヤネズミに思いっきり噛まれて出血したと言う例自体おそらくかなり稀なのだろうと思う。

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