一泊二日 掛川ー下田往復サイクリング

仕事の用事を済ませるために伊豆の下田までロードバイクで行ってきた。片道180km以上あるはずなので今回は一泊してきた。

午前2時頃に出発。11時には現地着の予定だ。2日前に浜松往復したときの疲労が抜けないままの長距離走はちょっと不安もあった。しかし、実際のところは疲労よりも 股ずれ感に悩まされることになった。正確に言うと股ズレは起きておらず股ズレ感から尻の痛さへと変わっていき、いつものように走れない。さらに、それが影響してかハンドルブラケット位置が遠くに感じて走りにくい。ドロップバーの上を持って低回転で走る悪いパターンで進むこととなった。おまけに新しいバックパックにしてから感じたことない肩の疲労感も出てきたのだ。

こんなモチベーションが上がらない感じで進み、興津まで来た。真っ暗なら薩唾峠は避けようかと迷っていたが既に明るくなってきていたので国道52号に右折した先にあるコンビニでトイレ休憩した後に峠に向かった。52号は甲府へ向かうルートだが、道路の距離表示によると甲府へ行くよりも今から向かう目的地下田の方が遠いことが分かった。甲府が近く思えたが、決してそうではなく同じ県内なのに下田が遠いのだ。

約一週間前に初めて薩唾峠を走ってから、こんなに早くまた来るとは思わなかったが来てしまった。前回は距離も分からず上っていたが今回改めて距離感を意識して登ってみたが峠手前の急坂はせいぜい300m程度だろう。ここさえしのげば西からの上りは何のことはないと思った。

薩唾峠から見る日の出

日の出の時間だったので峠で写真を撮った。

その後は由比宿通って、富士川に近づきながら北上するルートを通って富士川を渡って再度海を目指す。安全のためのいつもの迂回路だ。国道1号線を横切って海沿いの道に出る。この道(県道380号)は旧東海道なのだろう。松林沿いに直線道路が沼津まで続くお気に入りの道だ。7時台になり通勤時間帯でやや交通量が多くなる。安全ためテールライトは点灯したまま走った。それにしても尻が痛く相変わらず全く思うように走れずだ。

直線を走り切ったあたりで国道414号へと進路を右にとり海岸線を縫うように走って伊豆半島に入るルートを取る。ここも予定通りだ。特にマップを確認することなく入ることができた。この道は打って変わって入り組んだ海岸線に沿って進むワインディンぐロードの上、通勤や通学の時間帯なので車もスピードが出ず、ロードバイクの方がスムーズに進めるほどだ。

持っていたコンビニのレシートによるとその後、伊豆の修善寺のセブンで休憩をしている。ここで水分補給と持っていた補給食のどら焼きなどを食べた。8時10分くらいだ。

ここからは伊豆半島の中央を走ることになりルートが限られるため特に迷うこともない道だ。国道414とか136を頼りに進むだけだ。ただ、自転車で初めてのコースとなるので天城峠に続く上りはやや不安が残る。とは言え11時までに着けばいいと思っているのでゆっくり確実に進むだけだ。

はっきり言って天城峠への上りはとてもしんどかった。勾配はきついし、尻は痛いしでもう止まるようなスピードで進んでいく感じだ。本当に遅いペースだったが自転車を降りたいわけではない。わさび田があったり、道の駅があったりしたが、基本的にはどうにもサイクリング中にむやみに止まる習性がないのだ。坂の途中の道路左手のコンクリート壁が一面苔でびっしりなのだが、その苔を切って文字を浮かび上がらせていた。ようこそ伊豆へみたいなことが書かれていて、とても面白いと思った。にもかかわらず止まって写真でも撮ろうとすることがどうにも私にはできないのだ・・・

途中で左腰に違和感を覚えたので休止して座った。疲労からではなかったが腰だったので大事を取ったが特に問題なくさらに進む。あまりダンシングはしないのだが尻が痛いのでダンシングするしかない。特に峠まであと何キロと言う表示もないのでいつ終わるとも知れぬ上り坂を遅々と進む。

やっと天城峠にあるトンネル前に着いたところで自転車を降りた。相当な時間がかかってしまったが後は下るだけだ。

降りたところにあるバス停をよく見ると、自転車を積載することができると書かれている。ロードバイクの絵も描かれている。いい取り組みだっと思う。険しい伊豆半島のコースではバスの力を借りたいサイクリストも多いだろう。昔は東名高速バスのトランクに自転車を乗せることができたが、今はそれも禁止になっている。バスに自転車を乗せることができれば行動範囲も広がると言うものだ。しかし、天城峠のバス停で自転車を乗せる人がいるかと言えばまずないだろう。あとは下るだけなのだから・・・

天城峠からの下りはまたこうも下るのかというほどに長かった。明日またこの道を峠まで上ることを考えると大丈夫だろうかと思ってしまう。下りはペダルをこがずに車並みのスピードは出るので安全にスピードを保ったまま下った。ループ橋過ぎて後方から2台の車が追い抜いて行ったが、まだ下りは続き結局また追いついてしまうと言った具合だ。コーナーもそれなりにあるので車と言えどそれほどスピードは出せないのだ。

そう言えば天城峠が伊豆市と河津町の境だった。下りきって河津市街に入り海岸線の道路に突き当たると左折して東伊豆町の稲取に向かう。疲労した体にはまた堪えるのだが、伊豆の海岸線の道路は平坦路などないと言ってもいいくらいだにアップダウンの繰り返しだ。稲取へ行くのにも何回か上り下りしてところどころに隧道トンネルがある。何とか10時45分くらいに到着した。とりあえず日陰でカジュアルスタイルに着替えて(ズボンをはくだけだが)少し補給もして12時頃にはまたバイクスタイルで出発だ。次の目的場所は下田市街だ。稲取から約20kmほどだ。基本的に街から街へ行くのには峠道がつきものなのが伊豆だ。東伊豆から河津、河津から下田へアップダウンの連続だ。下田市は車で通過したことは以前あったが降り立ったことは初めてだった。さすがは観光地だけあって平日だと言うのに駅前は観光の雰囲気が漂っていた。伊豆急行の出着駅だけあってここを電車で目指す人もそれなりにいるのだろう。駅では宿泊客を迎えいに来ている宿の人が2,3人がそれぞれの宿名を掲げて改札前に立って待機していた。タクシーもおそらく観光客が主な客なのだろう。それなりの数並んでいた。ここでも着替えてミッションを消化したので、とりあえずは食べてエネルギー補給した。マックスバリューが近くにあったので入るとイートインもあり弁当を買ってそこで食べた。ありがたいことにフリードリンクサーバーで緑茶も飲める。掛川産の茶が使用してあると大きく表示されている。出発地のお茶が使われているわけだ。特に掛川産がとりわけいいと言うこともないが、良質なお茶が飲み放題な点がありがたい。水分量もしっかり補えていなかったので十分に補給させてもらった。とりあえずこれで今日は時間に追われることもなくなったのであとは宿泊地である白浜に向けてもう一度来た道を5kmほど引き返すだけだ。河津から下田に向かう途中で道沿いにある今日泊まる宿の場所を確認できていたのでただそこまで走るだけだった。

宿は ”麻なみ” という名前のゲストハウスだ。普通の昔ながらの民家を利用したたたずまいでカフェも併設されている。宿の方に会うとまずは自転車を停めさせてもらう場所を確認した後で中に入り部屋や風呂やトイレやキッチンの場所を教えてもらう。キッチンは使う予定はないが冷蔵庫は使うかもしれないので一応確認した。風呂場はスイッチを入れてボイラーを稼働するタイプだった。あとは宿泊料1500円を払ってこれで終わりだ。ネコが2匹いて時々じゃれに来た。それにしても、1500円の宿泊料は良心的だと思う。

この猫は靴下が好きらしい。靴下を見つけるとどこかへもっていってしまうらしい。

とりあえずシャワーを浴びてすっきりした上で白浜海岸を散策したりしたかったが少し仕事の事務作業もあったので寝ころびながらスマートフォンを見ていた。流石に夜通し走ってきたのでそのうち30分ほど寝てしまった。

起きた時まだ5時半くらいだったので道を隔てたすぐ前にある白浜神社と隣の白浜海岸を散策した。樹齢2000年の樹があるなど白浜神社はかなりの歴史があるとのことだった。日本の神話に繋がる伝承のある神社だ。

鳥居の後ろにあるのが樹齢2000年の樹だ。

白浜神社本殿

白浜海岸はサーファーがちらほらいる程度で比較的閑散としていた。海岸を歩いて砂浜に座って波音を聞きながらしばし休憩だ。白浜海岸にはセブンとファミマがあり他に特に店らしいものはあまりないと思う。飲み物だけ買って宿に戻る。

宿に戻ると他に宿泊客もいて伊豆半島内の方や東京から来られた方たちと話が弾んだ。くつろぐには丁度良い居間があるので談笑するには丁度よかった。誰もが初めて宿泊する人たちだったが、なぜだか不思議なくらい話が楽しかった。

宿の内装の塗り壁作業をしていた方も仕事が終わり話していたのだが、白浜海岸の夏は相当混雑するようなので、その時期は避けた方が良いとのことだ。同じく伊豆在住の方も言っていたが、夏の白浜は避ける傾向にあるらしい。夏に白浜に来る客の多くは東京方面などの都会から来る客だそうだ。都機に客層も悪く地元民はあまり来ないらしい。この宿も大混雑するのだろうことは予想できた。部屋を共有する他の3人はこれから下田市街へ飲みに行くとのことだった。南伊豆町と伊豆市や伊豆の国方面からの集まりだとのことで下田が飲みに行くには良い場所なのだろう。そして、一泊して帰るのに丁度よい場所がここだったと言うわけだ。私は仕事の処理をして簡単に食べて寝るだけだ。やることが終わると、東京から来られた夫婦の方とまた居間で談笑して22時半ころには床に入った。明日は5時に起きて沼津に行かねばならないので今日寝てない分しっかり睡眠をとらねばならないのだ。

翌朝は5時前には目が覚めたのでセットした目覚ましを解除して起きた。だいぶ遅くまで飲んでいたようで3人はまだ寝ている。起こさぬように支度をし始めた。パンを少し口にして5時45分頃に出発した。3人のうち2人は起きてやはり朝早く宿を出るとのことだった。もう一泊できれば疲れも取れるしリフレッシュもできるが仕方がない、沼津に時間までに行かねばならない以上余裕を持って出るしかない。

とりあえずは立ちはだかる天城峠を越すことだ。ライトやスマホは何とか充電で来たので得に問題はない。海岸線や天城峠越えのルートでは日中でもトンネルをいくつか通るのでライトが必要なのだ。

河津に戻ると海に別れを告げて左折し天城峠への上りへ向かう。長くきつい上りを想定していたが意外とあっさりとループ橋まで来てしまったので意外だった。しかし、実際はここから峠までがきつかった。ループ橋は峠から結構離れていたのだ。峠手前が一番斜度がきつく10%が続く感じだ。峠に近くなるにつれて気温が下がるのが分かる。標高500mを越すくらいのところにあった温度計で12度だった。それにしても天城峠でもせいぜい標高は600m程度だと思うが、海抜0mから上るせいか内陸部で言うと標高1000m以上の峠を越すくらいのきつさがあると思う。峠を下ってみて分かったが、やはり海側からよりも往路の上りの方がきついのではないかと思えた。

7時頃伊豆市のコンビニでトイレ休憩をすると目的地沼津に向けて再出発する。昨日よりは尻の痛さもましだがまだ思うよには走れない。途中414号で海岸線を沼津に進む進路が分かりにくく左折場所を過ぎてしまったのでそのまま136号を北進した。とは言えこのまま進むと完全に三島市に入り、無駄な距離を走ることになるのでスマホでルートを探しつつ左折してショートカットコースを選択。これによりそれほどのロスなく沼津市中心部に入ることができた。9時過ぎには目的地付近にたどり着いたので予定通りだ。神社がある雰囲気の丁度よい公園を見つけたので休憩して仕事の準備に取り掛かる。仕事を切り上げるのは14時半過ぎになりそうだったので、昼食は昨日に続きマックスバリュのイートインだ。これまた場所は違えど店舗のつくりまで同じマックスバリュウで、掛川茶のドリンクサーバーもある。十分に水分補給して休憩できた。なぜか小説まで置いてあったので短編ならと思い読みかけてしまったが眠気に襲われて15分ほど突っ伏してしまった。残念ながら本を読む時間などなかったが、午後も仕事に取り掛かり15時頃に沼津城跡地が公園になっている沼津の中心部を出発した。

ここからは比較的体調が良く尻の痛さもほとんどないため順調に走れた。少し行くと例の沼津ー富士間の松並木コースの直線道路に入り快調に走れた。今までとは打って変わりスムーズなぺダリングで45分ほど走り富士のコンビニで水分補給。ここからも快適に進み薩唾峠手前までいいペースで進めた。これなら十分に18時前に静岡市中心部まで行けそうだ。

薩唾峠は例のごとく最初にガツンと急坂がありパワーを要する。だが仕事の用事で約4時間以上休憩もできたからか、沼津から快調で特に何事まなく峠もクリアできた。薩唾峠を過ぎてからは約一週間前の富士まで走った時の帰り道で走ったコースで清水市役所付近まで進み、そこからは来た道と同じルートに入った。

静岡駅付近を過ぎたところのコンビニで休憩した。時間はほぼ18時くらいだった。沼津を出て3時間近くかかっていることになる。

ここでエネルギー補給と2ℓの水を購入して水分補給も十分にする。ライトもフルに点灯して夜間ライドに備える。平日の仕事帰りの時間帯になるため十分に気を付ける必要があるのだ。幸いなぜだが体力は十分にあり、スムーズにぺダリングもできているので快調に進めた。国道1号線はどうも週末の方が交通量が多いようで思っていたよりも交通量は少なかった。

20時半までには無事帰宅することができた。沼津から快調に走れたのは一つには尻の痛さから解放されたこと。それによってブラケットを握るポジションと力のバランスの取り方が正常に戻ったことだと思う。感覚的なので何とも言えないが手のひらでハンドル部分を下に押さえつけるような感じで、お尻はやや突き上げつつ腿の付け根の後ろで踏み込んでいく感覚だ。こういう感覚は忘れないようにしなければと思う。

それからもう一点重要なことは、今回のサイクリングでも水分補給量が余りにも少なかったと言うことだ。幸いにしてマックスバリュの緑茶―サーバーに助けられた感がある。今後ロングライドする際には750mlボトルを2本使いさらに頻繁に水分補給する必要がある。

とりあえずはパンクなどのトラムブルもなく2日間走り切ることができて良かった。初日は200km、2日目は180kmくらいの走行距離だろうと思う。

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