人生で初めて避難所に避難した

小説や昔話などの中では”雨は10日間続いた”などという表現が時にある。

しかし、いつもそんな一節を目にするたびに実際にそんなに長く続く雨などあるのだろうか、いやないだろうと疑問に思っていたものだ。それまでの自分の経験ではそんなに続く雨などなかったからだ。しかし、今まさに現実に起ころうとしている。

今日の時点で6日間雨が降り続いている。この先1週間もずっと雨の予報だ。今まで5日間雨が降り続くことさえ経験したことがないと思う。

もちろん、5日間雨日和ならあっただろうが、5日間降り流し雨が続くよう体験はない。

もちろん季節は梅雨だから、不思議ではないのだが、梅雨のイメージから来る、しとしとと弱い雨が続くようなことではないから困ったものだ。

強雨や豪雨が断続的に続く梅雨だ。現在浜松市天竜区春野に滞在しているため、すぐ目の前に気田川が流れている。

そのため、連日水位から目が離せない状況なのだ。

一級河川であれば国土交通省により管理されていてポイントごとにウェブカメラが設置されていてリアルタイムで川の様子の動画が見れるように公開されている。

だが川の様子が間近に見ることができる場所に住んでいる私にはあまり意味がない。

今回特に注目したのが10分おきに水位を知らせてくれるリアルタイム10分水位一覧表だ。計測ポイントでの水位なので自分が一番知りたい場所をピンポイントで知ることはできないが、一番自分が住んでいるところに近いポイントを見ればとても参考になる。

”○○川 水位 10分”とグーグルに入力して検索してもよい。自分が知りたい川の水位が表示される。表示されたポイントの中で自分に一番近いポイントをクリックしてみることができる。一級河川でないと表示されないと思う。

私の場合気田川(犬居)というポイントが一番近い。

初めての避難所へ避難

先日私が見ているリアルタイム10分水位で水位3mに到達するタイミングで開設された避難所へ避難した。もちろん計測ポイントでの水位なので自分が知りたい場所の水位とは乖離がある。しかし、目の前の川の水位が氾濫まであと1mと少しくらいになっていたのだ。

しかも、時間帯は深夜1時位迫るころで、このまま就寝するわけにはいかない状況だったからだ。日中であれば様子を見ることはできるが夜中ではそういうわけにもいかない。まして、就寝中に急激に水位が増して氾濫したら避難すらできなくなってしまう。

私は初めての経験だったこともあり、計測ポイントでの水位が3mに迫ろうとするタイミングで目の前の川の水位を見に行って、実際の状況を確かめた。もちろんこれは危険なことなので夜水位が増した川に近づくのはダメだ。

今後はするつもりはないが、計測ポイントの水位と実際に私の目の前にある水位との関係を知りたかったのだ。このことによってネット上で見られる最寄りポイントの水位が3mになるころに、私の場所で氾濫まで約1m位であることが把握できた。

必要な荷物と水を持って避難所に行くと誰も避難している人はいなかった。職員に案内され庁舎の2階の一室に待機した。世の中コロナウイルスが広がっていることもあり、避難所内もテーブルと大きなダンボールで仕切りが設けられていて感染防止の対策が取られていた。

しかし、翌朝まで利用者は私だけだったのであまり意味はなかった。

やっぱり早めの避難

職員によると避難所開設についての問い合わせは住民から何件かあったようだが、結局避難した人は私以外にはいなかった。確かに私が住んでいるところは川に近く比較的低地で後ろに山があり地滑りの危険もはらみ一般的な住宅地より危険性が高いので当然と言えば当然だ。

でもやっぱりお往々にして多分大丈夫だろうと言う自分の思い込みに人は従いがちなんだろうとも思う。災害は想像できないほどのレベルで起こると言うことは最近の自然災害を見てつくづく思う。裏の山はなだらかだから地滑りなど起きようはずもないと思っている場所でも実際大規模な地滑りは起きてしまう。だから、時に多くの人が巻き込まれてしまう大惨事が起きるのだろう。大きな災害は想像できないと言う点が重要だと思う。

そう考えれば雨や川の様子が危険だと感じる前に避難することに勝ることはない。従来はそんなに石橋を叩いて渡るほどの慎重さはいらなかったかもしれないが、最近の気候変動によるものと思われる災害の規模や頻度を見ると今までの対応では安全は確保されないように思う。

今回のように何日も降り流し降る大雨を見てもその危険さが身をもってわかる。

自治体が喚起する注意情報と実際に危険度はちがう

今回川の水位をネットでチェックしながら実際の川の水位をチェックすること、そして、氾濫注意水位と氾濫危険水位を照らし合わせることでよくわかったことがある。

それは自治体はあくまで計測ポイントを基準に判断していると言うこと。しかし、実際には自分のように計測ポイントよりも氾濫しやすい場所に住んでいる人もいるわけで、この点には十分に留意する必要があるとと思った。

私が今回自主的に避難したのも実際に目の前の川の水位を見て、これ以上ここに留まるのは危険だと判断したからだ。おそらく、自治体の氾濫注意情報や氾濫危険情報に従っていたら実際に氾濫に巻き込まれる恐れが高いことが分かった。

自分が住んでいる場所が計測地点と比べてどうなのかなど、自分のいる場所をより深く分析しておく必要があると思う。

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