先日YmobileからLIBMOに乗り換えて、とりあえずスマートフォンにかかかる料金を大幅に抑えることができた。
しかし、一つだけ安くなっていない点があった。それは通話料だ。
Ymobileの場合確か10分以内の通話は無料だったと思うが、今回契約したLIBMOのライトプランにはそれがない。もし、10分以内の通話無料オプションを加えるにはさらに別料金がかかる。
それではあまり意味がないので、通話にはIP電話を利用することにした。もう一つの理由としては、このLIBMOが私の実家ではほとんど電話がつながらないと言う誤算があった。LIBMOはドコモエリアなので実家でも使えるはずだと思って何も心配していなかった。しかし、比較的近くにドコモの基地局があるにもかかわらずほぼ圏外になってしまったのだ。稀に微弱な電波で着信を拾う程度だ。理由はよくわからないが、格安スマホでは時々あることらしく、キャリアの通話エリア圏内なのに圏外になると言ういわゆる”圏外率”と言われるリスクか高まるらしい。機種とSIMの不具合に起因するらしい。
スマートフォンの通話料金として一般的な20円/30秒は普通に考えても全然安くない。
3,4年前にIP電話のスマートトークを利用してアカウントは持っていたのだが、ほとんど利用はしなかった。今回スマホ通話が実家で利用できないことが分かり、このスマートトークを使ってみようとしたが、発信しても一向に繋がらない。
ネット上でスマートトークの情報を得ると、不具合が多く評判がかなり悪いようだ。
そんなこんなで、他に使えるIP電話を調べてみた中で、今回はブラステルMy050(050 Free)を試してみることにした。
いくつかIP電話アプリはあったが、まずは月額料金が無料であることを最優先にして、固定電話や携帯電話への通話料金もそれなりに安いものを絞ってみたところ、これが良さそうだったからだ。
スマートトークとは違って前払い式だった。クレジットカードやペイパルからの支払いが可能で、500円からのチャージが可能だ。1年間全く使わない、もしくは入金がないとアカウントを失うとのことだ。
スマホから固定電話への通話料金が劇的に安くなる
アカウントを取得した後に、アカウント内で正確な料金を確認すると、携電電話へは19.80円/1分、固定電話へは8.79円/3分 となっている。携帯電話への通話は思っていたほどは安くなかった。それでも、一般的なスマホの通話料は40円/1分だから、My050から携帯電話へ掛けた時には約半額で利用できる。大きなメリットは固定電話へ掛けた時た。1分当たり2.93円だから安い(但し3分単位で課金される)。通常のスマホより約90%OFFで利用できるので、固定電話に掛ける時には積極的に利用するとかなり通話料金を押さえられる。
例)
通常のキャリア回線から固定電話に10分電話した場合 400円
My050から固定電話に10分電話した場合 29.3円
通常のキャリア回線から固定電話に15分電話した場合 600円
My050から固定電話に15分電話した場合 43.95円
一カ月120分発信して通話利用した場合
通常のキャリア回線から固定電話のみに電話した場合 4800円
通常のキャリア回線から携帯電話のみに電話した場合 4800円
My050から固定電話のみに電話した場合 351.6円
My050から携帯電話のみに電話した場合 2376円
この差はかなり大きい
1ヶ月に120分の発信通話利用はSNSが浸透した現在ではやや過大な想定のように見えて、1日平均4分発信通話して30日利用すると考えると現実的な数字のようにも感じる。
アカウントを取得してすぐに自宅の固定電話に掛けたり、知人のスマホに掛けてみたが、なんら問題なかったので、スマホから電話を掛ける際にはこれからこのアプリを使うことにしようと思う。ただ、アプリを起動して電話すればいいだけなので特段手間でもない。もちろん、他にもっとメリットがあるIP電話があれば変更するつもりだ。
ちなみに現在 FujiWifiの無制限プランのポケットWi-Fiを利用しているので最大限インターネットを活用したほうが良いのでIP電話を積極利用するのも理に適っている。
IP電話のデメリットは119や110などへはかけられない点だが、まずかけることはないので特段何の問題もない。掛ける必要があるときには通常のキャリア回線を使えばよいだけだ。
My050(050 Free)アプリを起動して電話を掛ける画面にすると左上にチャージの残金が表示されている。

小さくて見えにくいが、左上の方に残金442.82円が表示されている。
電話を掛けるごとに、あと何分の通話が可能なのか音声でアナウンスされるのがややうっとおしい。
携帯にかけた時と固定電話に掛けた時で当然残りの利用時間が異なる。